―存在とは何か

真理への飽くなき追究

自分の中の本心を語ら無ければ、信頼関係は作れない

―相手の本性や人格が分かるのは、相手が本気で怒った時。
・人には表の顔と裏の顔が存在する。どちらも、その人を形成する人格であり、どちらも真実である。
・故に、相手の、表の性格も裏の性格も、その人を形成している人格なので、どちらも尊重すべきである。
・喧嘩する程、仲がいい。ということわざがあるが、私は的を得ていると思う。
・なぜなら喧嘩とは、相手に知られたくない、もう一つの人格をさらけだしている事であり、誰でも、進んで自分の嫌な一面を進んでさらけ出す人はいないだろう。ゆえにある程度、気心の知れた相手にしか、さらけ出せないだろう。
・そして、相手はこのような一面もあるのだと、もう一つの相手の人格を知る事が出来る。
・相手の表の顔だけ知って、相手の事を全てを理解していると思ったら大間違いだ。
・相手の表の顔も裏の顔も知ったうえで、相手の事を理解しないと、相手の事を理解しているとは言えないだろう。
・同様に、自分も普段は、表に出ていないだけで合って、誰でも自分でも驚くような裏の顔を持っている。
・そのような、もう一つの人格をしって、自分の事が恐ろしく、悲しく、そして自己嫌悪に陥るかもしれない。しかし、同様に、この様な、もう一つの人格を知っているからこそ、相手の事も、理解できるし、努めて、このような人格はなるべく、表に出さない様にしようと思う事も出来る。もう一つの裏の人格から目を背けてはいけない。向き合う事で、自分と相手への理解も深まると思う。
・また、相手を理解する為には、私は、普段見せませんが、実はこのような裏の人格も、もっていますと、相手に素直に打ち明ける事も大切だろう。
でなければ、相手も、自らの内に秘める気持ちを打ち明けてはくれないだろう。
・親は、自らの子の事なら何でも知っていると思っているが、それは大間違いだ。
・子供の内に秘める、本心を理解している親は少ない。同様に、子供も親の本心を理解していないだろう。お互い、なぜ分かってくれないのかと不満に思い、摩擦が生じる。
・大切なのは、心の内に秘める思いや、もう一つの人格について、相手に話し、聴く方はそれを理解し、共感する事に努める事。相手は、自分の考えや気持ちを理解、共感してくれている、そう思ったとき、人は幸せを感じる物だ。
・だからコミュニケーションの基本は、素互いの考えや気持ちを尊重する事。すなわち尊く、大切にする事。そして徹底的に対等な立場で話合う事。なぜなら対等な立場でないと、絶対にお互い、自分の心の内をさらけ出して話す事は出来ないからだ。また、お互いのこのような話は秘密にすべきであり、第三者に話すような事があっては絶対にならない。普段から、口の軽い言動を取っている人は要注意だ。このような人に対しては、誰も、自分の知られたくない本心や、気持ちをさらけ出さないだろう。ゆえに、永遠にお互い、本当の意味で理解し合える人間関係を築く事は出来ない。
・しかし、このような人間関係は、あった方がいいが、無くても、困る事ではない。真の友がいないからといって嘆く事だはないし、そのような友は簡単に作れる物でもないからだ。なぜなら血の通った親子の関係ですら、そのような関係を結ぶのは至難の事なのだから…