―存在とは何か

真理への飽くなき追究

情報は、裏に隠れる「情」を読め

―情報ままず疑え。
・人間が正しいと思っている80%は間違っている。
・自分が正しいと思っている事は80%の確率で間違っているのだから、情報を発信する時はよくよく考えてから発現する様に。
・そんな、間違いだらけの人間が発信する情報なのだから、情報を受け取る時は80%の確率で間違っていると思った方がいい。
・特に、タダで手に入る情報はよくよく注意した方がいい。タダより高い者は無いというように、タダの情報を鵜呑みにすると酷い目にあう。
・インターネット、テレビのニュース、などのタダで手に入る情報はまず、信用しない方がいい。自分で考える参考資料にとどめるべき。
・この様な情報は、検索数、視聴率、数字、テレビ局や番組に出資しているスポンサー、関係者を意識して発信する。重要だけど、世間の関心が低い視聴率を取れないような情報、スポンサーや、出資者、関係者にとってマイナスになるような情報は流さない。逆に情報発信者にとって有利になる、視聴率、検索数が稼げる情報は、バンバン流す。
・結果、全体の情報の、ごく一部のインパクトのある部分だけ、放送して、それが全体であるかのように思わせたりする。わざと、興味、関心が向くように、情報に手を加えたりする。バカな奴は、その情報を鵜呑みし、発信者の手のひらで思い通りに動かされる。
 
・大切なのは、情報が真実か、嘘かを見極める事ではない。情報に隠れる「情」を読み解く事だ。表面的な情報の裏に隠れている、発信する者の「意図」や「気持ち」を読め。
・情報は、カネや時間を掛けるほど、価値が上がる。
・テレビやネットで発信される情報ではなく、情報の元々に発信者に合う、実際の現場に行くって直接、自分の5感で感じて、考える。
・時間や金を使って足で稼いだ情報は価値がある。
・ネットや、テレビの情報よりかは、お金を出して買った本の方がよっぽど情報の質が高い。
・本当に、重要な情報は、まず、ネット、テレビでは手に入らない。
・経済学では「増えすぎた物は価値が下がる。」という法則がある。これは情報も同じ。
・本当に重要な、情報は、少なく、なかなか手に入らない。テレビやネットなど、誰でも入手できる様になった時点で、情報としての価値はゼロだ。まだ、どこにも発表、公開されていない、そのような情報こそ、価値がある。そのような情報は、口コミで人づてに伝達されるような物で、世間一般に公開はされない。
 
―ネットを利用する際は、ネットを利用する事で何が失われるかも意識するべし。
・何かを得る為には何かを失う。何かを得たなら、何かを失う。利益と、損害は常に同時に存在する。表裏一体の法則。
・ネットは、情報をタダ同然で、知りたい情報を直ぐに知る事が出来る。。
・しかし、情報の信憑性、真実性が低い情報を鵜呑みにしてしまい、分かったつもりになる危険性。そしてもっとも大きな危険性は、知りたい事がすぐに知る事が出来るという事は、考えるというステップが飛ばされ、思考停止に陥っている事だ。
・ネットばかり、利用していると、自ら考えて行動する能力がどんどん低下する。
エスカレーターや車がばり、利用していると、足がなまってしまう様に、ネットばかり利用していると、脳がなまってしまう。
・人生を生きていく事で、問題が立ちはだかると、ネットでは答えは得られない。自ら考え判断する場合がほとんどだ。常日頃、思考能力を鍛える為にも、あえて、ネットで調べる前に、まずは自分で考えてみる事も重要だ。
・そして、もっとも気を付けたいのが、「分かったつもりになる事」。
・分かったつもりになる事は楽だ。なぜなら、それ以上考えなくてすむからだ。すなわち、分かったつもりとは思考停止に陥っているのだ。
・人間は、永遠に真実を見つける事が出来ない。それは未来を正確に予測する事は不可能だから。だから、ソクラテスが言うように「自分が分かっているのは、自分が何も知らないという事だけだ」という謙虚さを常に持つ事だ。
 
参考文献 メディアの嘘教えたる 宮崎 茂樹