―存在とは何か

真理への飽くなき追究

火薬の話(続き)

―爆薬の爆発は容易に3000℃、30万気圧を発生できる。
・ダイヤモンドの合成に利用。
・炭素は3000℃でダイヤモンドに相転移する。しかし、急速に冷やさないと元の炭素に戻る。しかし、金属粉を入れておくと、金属は圧縮されにくい為、急速にダイヤモンドから熱を奪う事で炭素への再転換を防ぐ。ダイヤモンドは屈折率が高いので、宝石にも利用されている。他にも、熱伝導性が高い、音速が早い、熱膨張が低い等のおもしろい特性がある。
・危険物の分解。捨てられた、ヒ素サリンを含む毒ガス弾の処理に使用。
3000℃で熱すれば、大抵の物はエネルギー障壁を超える事が出来る。そしてより安定で安全な2酸化炭素、水、窒素の反応物が出来る。
 
参考文献 火薬の話 松永 猛裕(たけひろ)