―存在とは何か

真理への飽くなき追究

ディベート、議論の仕方

―議論の目的は、お互いにより良い解決策、考えを見つける事である。
・議論の勝ち負けを競い合うのは論外。相手の主張、根拠を聞かず、お互い自分の意見をまくし立てるのは時間の無駄でしかない。
・議論とは、お互いにより良い考えを創造していく、クリエイティブな作業である。
 
―議論の基本的な進め方。
基本的に、相手の根拠に対する自分の主張+根拠を述べる。これを繰り返し、議論を深めていいく。
A「まず主張を述べる」「主張の根拠を述べる」
BAの根拠に対して、自分の主張を述べる」「主張の根拠を述べる」
ABの根拠に対する、自分の主張を述べる。」「主張の根拠を述べる」
B 同様の操作を繰り返す。
 
―ダメな議論
・主張に対する根拠を提示していない。
・根拠に対するデータが提示されていない。
・そもそも根拠になっていない。
・根拠のデータが不適切。
>サンプル数が少ない。(たまたま生じた可能性がある)
>無作為にサンプルを抽出していない。(サンプルが不適切)
>調べたい要因以外を同じ条件にコントロール出来ていない。(コントロール実験でない)
・相手の根拠に対する自分の主張を述べていない。相手の主張に対する自分の主張ばかり述べ、議論が永遠に堂々巡りになり、進まない。
・相手の根拠が提示されていないにも関わらず、自分の主張を述べだす。
・議論の途中で論点がずれた主張を述べる。論点がずれた主張に意見を述べるので論点がずれたままになる。
 
―よく、聞け
・相手の主張、根拠を聞くときに意識する事。
・なぜ?why?なぜそのような主張や根拠になるのか疑問や質問を考える。最も重要。
・本当にそうか?そんなことないのでは?主張や根拠が間違っていないか意識する。
・逆じゃないのか?相手の言っている内容は逆ではないか?
・根拠は?主張に対する、根拠を常に求める。
・相手の主張と根拠をよく聞き、自分なりにまとめて、相手の考えている事とあっているか確認する。「つまりあなたが述べたいのは○〇という事でよろしいですか?」
 
参考文献 論理が伝わる 「議論の技術」倉島 保美